読子の本棚

読んだ本をここの本棚にしまっておきます。

67冊目:かわいそ笑 梨さん

こんばんは、読子です。

今回はお勧めしていただいた本を読みます。普段一緒に読書会をしている「郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる」のニードルさんに勧めていただいた本です。

 

 

先日同じ作者さんの別作品「その怪文書を読みましたか」を先に読みました。そして、いよいよ今回は実際にお勧めしていただいた

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「かわいそ笑」梨さん

 

を読みます。読書界隈がざわついていて気になっていたところを、読書仲間に更にプッシュされました!期待値〜〜〜↑↑↑

 

 

目次

  • まえがき
  • 第一話 これは横次鈴という人が体験した怪談です.docx
  • 第二話 behead-コピー
  • 第三話 受信トレイ(15)
  • 第四話 ##name1##
  • 第五話 0x00000109
  • あとがきに代えて

 

 

あらすじ

横次鈴という女性とトリミングされた一枚の心霊写真について、メールの履歴・掲示板のログ・文芸誌からの引用など、様々な媒体から足跡を辿っていきます。謎の多い女性“横次鈴”や謎に塗れた心霊写真、不思議な体験を語る洋子さん(仮名)の正体とは一体…

 

 

感想

近畿地方のある場所について」、「その怪文書を読みましたか」ときて、「かわいそ笑」

完全にモキュメンタリー沼に落ちました:(´ཀ`  ):オワッタ

怖いの苦手なのに読んでしまう…

 

 

ここ最近は、気づけばネットでこの手の本のオススメを漁っています。おいでおいで🫳されてるから軽い気持ちで沼に片足突っ込んでみたらこれだよ。まったく、恐ろしい話です。

 

そう、恐ろしい話といえば本書ですが(強引)、これが体験型ホラーみたいで凄いのです!「本なのに体験型とはこれ如何に?」という感じかもしれませんが、体験型ということは読者が自分で体験するという事なんですよ(圧倒的進次郎構文)

本書は読み進めて行く事で、特定の行動を起こしたくなるような仕掛けがされています。こうして作者さんが、現実とフィクションの境目を破壊しにかかって来るんです。…この言い方は適切じゃないか。どちらかといえば、“現実とフィクションとの境界を破壊させるムーブを取らせようとしてくる”んですよ、読者たる私たち自身に。気づけば私もしっかり物語の中。ギミックの効いた恐ろしい本でした…

 

 

というか一番最初からQRコード設置しておくのずるいよねえ。モキュメンタリーの導入としてうますぎる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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私も加害者になってしまった。

 

 

 

 

 

とても面白い本だったので、読むのを迷っている方は是非…!積読しておくには勿体無いですよ!

これでみんななかまです