こんばんは、読子です。
こちらは誉田哲也さんの「あなたの本」感想編(3)となります。「あなたの本」関連の記事はこれでおしまいです。
「あなたの本」は短編集で以下の七話が収録されています。(3)はその内太字になっている最後の二話に対しての記事です。
- 帰省
- 贖罪の地
- 天使のレシート
- あなたの本
- 見守ることしかできなくて
- 最後の街
- 交番勤務の宇宙人
-
最後の街
人生を味わい尽くした主人公が「もうこれくらいしか情熱を燃やしてやれそうな事はないのだ」と“この世の果て”を目指すお話です。
ミュージシャンとなり自分の想像しうるあらゆるパターンの曲を売り出し、これ以上お金を稼ぐ必要も無くなり、ついに情熱の向け先を失った男。それでも“この世の果て”にだけは、興味を持つことができたのです。
その男は“この世の果て”を目指す旅の末、ついに最後の街に行き着きました。街の喫茶店では「行ったら最後…帰って来る者は誰も居ない。やめておけ」と店の主人に引き止められるのです。ですが男もここまで来たら引けません。
「どんな断崖絶壁か知らないけれど、ちょっと見て帰ってくるから。必ず戻る。」
と店主の引き止めを振り切ってこの世の果てを目指します。そこでこの男の見た光景はいかに…!(というのをお伝えすることができないので、みなさんもぜひご一読の上、男が何を見たのかをお確かめくださいね!)
-
交番勤務の宇宙人
光の星の方が地球でお仕事する話。「仕事なんてぼちぼちでいいよ」って言うハヤタ隊員やだ…笑
確か原作ではエリート的な存在でしたよね…?(ぼんやり曖昧な記憶)
今回はハヤタ隊員ではなく、諸星隊員が主人公となる話です。地球の交番でゆるーく駐在さんをします。そうです、あの頃地球を守ってくれた光の星の方たちは、今も人知れず私たちの生活の中で平和を守ってくれているのです。
「どっ…どうしよう!腕をバツの形にしたら何かビーム的なの出ちゃう…!!!」とパニくる光の星の方の地球ライフをお楽しみください!
さてこれで「あなたの本」に関しての記事はおしまいです。最後の二作を読むのに偉い時間がかかってしまいました。忙しくてももっとサクサク読みたいものです…(積読が沢山あるから)
それではまた、お次の本で!!!