こんばんは、読子です。
ここ最近、夫のおすすめで長編SF「アルスラーン戦記」にハマりました(今更!)。現在は7巻・8巻を読んでいます。田中芳樹さんの作品は、以前職場の先輩に勧められて「七国物語」のみ履修しておりますが、アルスラーンのような大長編は初めて!
あらすじ
アルスラーン戦記は、中世ペルシャ………によく似た異世界の国が舞台の物語です。14歳の少年であるパルス王国の王太子アルスラーンが、立派な国王を目指して奮闘する成長物語。大人が読むにも満足感たっぷりなSF (ファンタジー?)です。
読子的アルスラーン戦記の魅力
実は一巻を読んだ段階でおやっ?と思うところがあったのですが、いやこれは…なんとも…
いい男がたくさん出てくること。
もうね、大豊作🫶
ちょっと挙げてみましょうか。
- 中性的で守ってあげたくなる男の子がお好きですか?→優しい主人公アルスラーン殿下を推してどうぞ
- マッチョイズム強めの硬派な男がお好きなら→ダリューン一択
- 頭脳明晰の優美な男がお好き?→それはもうナルサス先輩
- なるほど、ショタみのある少年に良さを感じる…→そんなあなたにはエラムくんを!
- 自意識過剰だけど実際に色男だからしょうがない。己の美しさを自覚してる男が好き!→ギーヴにバチコンウィンクを飛ばしてもらいましょう😉⸝⋆
- 読子一押し、双刀将軍→キシュワードさんの「筋の通った漢ォ!」って感じisとても推せる
他にもたくさん…!謎めいた銀仮面の男とか、忠誠心の権化のようなナイスミドルのおじさま、ワイルドでアウトローなマッチョも出てきます。これだけ色々なタイプがいれば絶対に誰かしらは刺さるはず。
あなたの推しは、必ずここに。
ちなみに、ファンからは「皆殺しの田中芳樹」と呼ばれているので、今後自分の推しがどうなってしまうのか今から戦々恐々としています…
いい男なのに苦労人なキシュワードさんには健やかであって欲しいです…(さりげなく自担語り)
アニメ化の話
実は読子が夫と履修したのはアニメの方でして、その後に一人で原作を読み始めました。
アニメ化は私の知る限りでは4巻くらいまでの内容なので、それ以降は原作を読まねば知ることができません。
アニメのキャッチコピーでは「そして少年は、王となる」って言ってるんですけど、実際アニメの間では王になr………おっと急なネタバレをしそうになりました。まあとにかく物語の結末を知るためにはアニメから入っても原作を読むしかないんですよね。
漫画化もされており、漫画・アニメ共に「鋼の錬金術師」や「銀の匙」で有名な荒川弘先生が絵を担当されております。ハガレンがお好きな方は是非アニメか漫画から…!
現段階での感想
現在は7-8巻(二巻分が一冊にまとまっている)を読んでおり、ちょうど折り返しにさしかかっているところなのですが、全然ダレません。
散りばめられた伏線の回収が程よいタイミングでされて行きますし、過去のエピソードで出て来た設定も繰り返しさりげなく説明をしてくれるので、途中で“忘却の彼方事件”が起きることもありません。(さらに親切なことに、間が空いての伏線回収の場合も、それとなく「(あの件だよ〜)」って匂わせてくれるんですよね。)
ここまで読んでずっと面白いのって本当にすごい。
田中芳樹あるあるですが、ルビのクセがいちいち強いので、だんだん日常生活で「それはシャーオ(国王)!」「おやつ食べていいってイアルダボート神が言ってた」「トイレ掃除をしなさいってイアルダボートの経典に載ってる…」「マルダーンフ・マルダーン(戦士の中の戦士)じゃん…」「自衛隊でその役職だと、マルズバーン(万騎長)あたり?」とか言い始めたりします。夫にも通じるから。
読み始めるまではハードルが高く感じましたが、ほんとうに面白くて、これなら最後まで駆け抜けられそうです!(←長編に及び腰になる女)
最後まで読み終わったらまた記事にします!