読子の本棚

読んだ本をここの本棚にしまっておきます。

2冊目:太陽の塔 森見登美彦さん①

こんにちは、読子です。

読子の本棚に並ぶ第二冊目は、森見登美彦さんの「太陽の塔」です。

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太陽の塔 (新潮文庫 新潮文庫) [ 森見 登美彦 ]
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こちらも①②の二部構成。①で作家さんに関してのことや本当の出会い、②で感想に触れさせていただきますね。


さて

森見さんといえば、映画化もされた「夜は短し歩けよ乙女」や「四畳半神話大系」が有名ですね。

かく言う私も上記二冊から森見さんの魅力に嵌ったわけですが、森見さんはなんといってもあのクドクドとした独特の言い回しが特徴的ですよね。
表現が一つ一つクセ強で、一度虜になってしまえば最後…薬物のように「次を、次を!」と摂取を求めたくなってしまうような、中毒を引き起こしやすい文章です。


本作「太陽の塔」も例に漏れず。初っ端から飛ばしてます。“声に出して読みたい日本語”のオンパレード。音読した時のリズム感の心地よさ。迂遠的なのに却って小説の世界がどこまでも豊かになるのは不思議です。


夜は短しも、四畳半も、本作も…どの作品も京大(と思われる場所)に通うちょっと(いやだいぶ)ダメダメな学生が主人公です。
彼らが如何にしてモラトリアムに立ち向かうか(全然立ち向かえてない)を見守るのが森見さんの本を手に取った読者の役目です。


本作はまだ全部読み切ってないので、感想はもう少し後になりますが、ひとまず本作との出会いと森見さんの作品についてだけ綴らせていただきました。

次回は太陽の塔②感想編です!
また読み終わった頃に投稿しますね。